奥香肌峡の滝:布引滝、風折滝 (三重県 松坂市)

4月の頭、デカイ滝が見たくていても立ってもいられず紀伊半島へ。今回は仕事の抱き合わせでなく自腹で新幹線で名古屋まで行き、そこからレンタカー。総額5万近くかかっている、しかし紀伊半島の滝にはそれだけの魅力があるのもたしかだ。
蓮ダムに注ぐ布引谷は、迷岳という山に源を発し、途中落差212mやら150mやら諸説言われる布引滝という大瀑をかける。
また、落差だけでなく名前も布引滝や布引三段滝など、様々で呼ばれることがある。

蓮ダム周辺は奥香肌峡と呼ばれ、険しい峡谷を呈し、大瀑ひしめく魅力の地である。
布引滝は勿論、宮の谷の風折滝や高滝、沢登りのでないとたどり着けないヌタハラの夫婦滝(不動滝)など、沢山の魅力的な滝がある。

今回は布引滝と宮の谷の風折滝、高滝をセットで見てみようと考えた。(結果的に高滝は見ることができなかった)
※赤のルートを辿れば安全に布引滝へ至ることができます。緑ルートは私の間違えた行き方ですが、問題なく前衛まで辿り着けます。
迷いやすい、最初の詳細図を示します。
布引滝は蓮ダムの真下にある吊橋から登山道を辿り尾根に至り、途中滝を目指し谷に下るというコースが一般的である。谷を遡行し、滝に至るのも可能だが、4月で濡れたくないのもあり尾根から向かうルートを選択した。
吊橋を渡り左方向へ踏み跡を辿る、すぐに鹿柵が右へ折れる下写真の位置へ至る。
ここを右へ折れ、右手に幹だけの杉が屹立する奇妙な林を見ながら進むと、やがて尾根へ向かい急登が始まる。


幹だけの杉林
大体300mくらいだろうか、かなり急登を終えると岩がポツンと鎮座する広場へ、隅には林業関係で使われていたのか、小屋がある。
小屋の横を抜け、明瞭な踏み跡を辿ると、完全にアウトな橋が現れた。
渡ってみようかと一歩乗ったが、メシメシと軋んだ為断念、巻いて対岸へ。
しばらくすると前方が開け、大きな崩れが現れた。
対岸に目印はないか探したが見当たらない、少し斜め下気味に進んだ、これが間違いで、対岸に向かって斜め上気味に進むのが正解だったと帰りに気づいた。
崩れを対岸へ渡ったところで完全に踏み跡が消えた。しかし杉林なので強引に進むことができた、倒れた杉が邪魔で邪魔で仕方がない。
やがて枝沢にあたり、もう布引谷に行ってしまおうと沢を下った。

布引谷と枝沢の合流から少し上目にそこそこ大きい滝があったので合流する前に山から巻き、布引谷へ到着。
20分も歩けば、小滝が連続し高度を上げる。
見上れば遥か上から落ちる柔らかい落水を確認  新緑には幾分早くまだまだ寂しい植生なのが残念だが、ちらほらと咲くツツジが綺麗。
巨大な門のような前衛滝を従えた姿は大変立派で、結果的に前衛滝とセットで見えるこの位置からの布引滝がもっともかっこよく見えた。

数枚写真を撮る、Wi-Fiでリンクして自撮りを試す。これは、思いのほか楽しい(笑)

前衛滝とは滝に行く者にとって最後の障害、大きな巻きを強いる場合や、そのまま登る事も、この前衛滝はその中間。右から巻き登る(?) 最後は滝の落ち口の真横を通る、滑ったらかなりヤバイ。

前衛を超えるととても広い滝前の空間へ到着。車から約2時間で滝前へ到着。
先人たちのレポートやらで、滝下からは最下段しか見えないとなっていたが、確かによく見えない。それでも立派で最下段だけでも60〜70mくらいはありそうな雰囲気。
何より圧倒的に巨大な岩盤と空間が素晴らしい。
ここでも何枚か自撮り、緑の小さいのが私です。植生が少ない事と水量が今ひとつなのが気になってしまったので再訪は必須。

最後にドローンを飛ばし、全景を撮ったら、滝の右岸から迷岳の登山道を目指して登って行く。
15分ほどでなんとなく踏跡のようなものを見出し、辿ると所々にテープがあるので登山道と合点。そのまま進むとレポートでよく見た、分岐点  これを右下へ行くと私と同じ工程へ、まっすぐ進むと山から下り安全に布引滝へ行けるという訳。
そして道を見失った崩壊へ、往路では対岸のした方向へ進んだが、実際は斜め上に道があった。手持ちのピンクをガッツリ巻いたので次の人は安心だと思います。

そのまま、来た道を戻り、帰りは約1時間15分で車までこれた。
さて、次は宮の谷渓谷へ。
天気もかなり怪しい、時間も昼を過ぎて余裕はない。落石甚だしい林道の終点には車が数台置けるスペースがあり、そこから登山道が始まる。

時間がなかったので道中の写真はないが、序盤の分岐を左に行き、犬飛岩だかなんだかの通行止めの橋を渡ってしまった、間違いに気づかず、そのまま踏み跡を辿ったがかなりヤバイ道。
明らかにおかしいと思い、分岐まで戻り右へ、普通にこちらは整備された道だった。
小1時間無駄にした。

渓谷美は素晴らしく、人が全くいないのが不思議なくらい。こんなに素晴らしい遊歩道はそうそうないのではなかろうか。

案内に従い足元を濡らしつつ風折滝へ到着。
すごい落差だ、とても美しい直瀑

前日に雨マークが付いてたので水量があるかと思ったら、普通か、むしろそれ以下の水量。  折れるのを待ったがなかなか折れない。
目の前まで行ってもその落水はおとなしく周囲に心地よい滝音を奏でていた。

滝を見てラーメンを食べていたら、壺からボコンボコンと音がして何事かと思ったら、アイスのピノと同じサイズの雹が降ってきた!
急いでラーメンを食べ終え走るように退散。
残念ながら、もう一方の高滝は見ず終い。
紀伊のそれもほんの一部でもこれだけ魅力に溢れた滝たちと出会えた、簡単にこれる場所ではないが時間を見つけては通いたい土地である。
翌日は岩屋谷滝へある方に案内していただきました、

瀑へ

滝巡りのブログです 試しに模様替えしたら、やり方が分からず元に戻せなくなりました。 特に、フォントの変更方法がわかりませんね。

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