往古川の巨瀑:八町滝、奥八町滝、小木森滝 (三重県 紀北町)2/2

2/2
前回の続きです。
八町滝は風に吹かれ、刻々と姿を変え。その全てが美しい。
そして滝前の広い空間、そのどこからでも絵になる。
水塊として落ちる滝も良いが、八町滝のように、飛沫状に静かに落下する滝もたまらない。
四国の高瀑、灌頂ヶ滝、山梨の濁沢大滝(霧ノ滝)などはこの系統だろう。
しかし、そうした滝は例外なく水量極小の場合が多い。 この滝はその点水量も確保されつつ、霧状に落ちる。

八町滝は飛沫というジャンルにおいての頂点の一つなのではなかろうか、と思った。
70mの自由落下のち、30mほど、岩盤を伝い落ちて行く。目測です。

スコープを使って簡易的な測量で落差を計っている人もいるが、なかなか面白い滝の楽しみ方だと思う。
公でない滝の落差というのは個人の感覚に依存する場合が多く、議論は紛争を起こしかねない(笑)
どうしても、ある角度では半逆光。
ハレ切り棒買おう。
テラスから見たときは線の細い印象だったが、下から見ると全く違う印象を受ける。
ここまで見る角度で雰囲気の異なる滝は稀有な存在。
下の写真、中央下より付近 緑のパーカーの私 わかるかな?
これは少し下
遠く、海も見える。角度によっちゃ、町から八町滝が見えるのかもしれない。
飯食って、帰ろ。
ありがとう!また必ず来るよ!
と別れの挨拶をしてから登り返した。
下降尾根へ入るピークで真っ平らな所があったので、テントを張って、寝る。。
すでに35時間以上は優に起きている。眠過ぎる。
しかし。。ケモノが吠えてて寝れねー!!
1時間おきに目が覚めて、もうダメ。。
GW2日目
快晴!!
さて当然寝不足だけど、とりあえず奥八町滝へ行くぞ〜
奥八町滝へ下降する尾根まではなだらかな地形、GPSで確認しながら行くと、目印とされている大きな松を発見。

松を右手に、平らな尾根を下って行くと、やがて左に折れる痩せ尾根に当たる。
テープが頻繁にあるためここまでくればもう迷わないだろう。
リッジのような尾根を下ると滝音が聞こえ出し、右手に滝へ向かう斜面が現れる。

奥八町滝への斜面はとても素直な斜面。
全部こんなだったらいいのになー。
ルンゼとか、ガレとか、懸垂とか。。紀伊半島の滝ってそんなのばかり。
特にルンゼの登場回数は半端じゃない。

出発して40分ほどで奥八町滝到着!
上段が2条になるらしいが、今回は1条。  

これは2条の時、かなりの名瀑になるに違いない!  1条の今ですら、カッコいい!
これは2条の時に見ないとな、、
時間の問題もあり、影の中だが写真もそこそこに引き返す準備
MSR浄水器を使って水を作る。
浄水器は買ってしばらく経つが、初めての出番。なかなかよい、かなり良かった。

道具好きの私は使わないであろう道具を沢山ザックに詰め込んでしまう。
お陰で85Lのザックは20Kgぐらいある
1泊2日で20kgなんだから、3.4日山篭るときはどうなっちゃうの。。  

ま、日本で、3.4日篭らないと見れない滝と言ったら数ないし、それらに行く頃には洗練されて来るだろう。

などと色々思いながら、来た道を戻る。
下山途中、花抜峠で日向ぼっこしていると、ひとりの男性が軽装でハイキング。

挨拶し、話すと地元の方で、滝についてやたらと詳しい、塩崎さんという方だそうだ。
話してるうちに川崎実さんの知り合いだとか何だとか。
川崎実さんが誰だか存じてなかったが、調べると「秘瀑」という本の著者で山に散った方らしい。

「黒滝へは5回以上行ってる、4回は水がない」
「小木森の一番いいところは、真正面の崖稜からだ」
「岩井谷の80m大滝はいいぞ」
「キヨゴロウ? バカ、セイゴロウだ!」
「光谷には60m級の分岐瀑が連なるぞ」

まさか、こんな話をするなんてびっくり。
でも、どれも今の滝ペーには無理っす!!

埼玉からこんなところ来てくれて、ありがとう!と全力の笑顔をいただき、さよならした。  

・・
それからはゆっくり歩いて、昼頃に車に到着
すると、前から大宮ナンバーのSUVが来て、
「デカイ滝はどこですか?」
と声を掛けられた。
「デカイ滝、、この辺のは全部デカイですけどね、オゴモリですか?」
どうやら大宮から小木森を見に来たらしい、しかし、道がわからないらしく、案内することに。

話すとめっちゃ近所住み。
でも別に滝が好きなわけじゃないらしく、三重に登山に来たついでだという。
なんか損した気分だったが、滝を見て喜んでいたから、まぁいいや。

ついた小木森は半分以上陰っている。
しかし上部は光が当たり、神々しい煌めき。
写真を撮っていると10分ほどで、男性は帰ると挨拶に来た。
お陰さまで来れました!と言っていが、何故調べもせず来ようと思ったのか不思議でならない。彼が知っていた情報は ''徒歩30分''
何か良からぬものが一人歩きしているのではなかろうか。 30分だから大丈夫とかそういう問題じゃないと色々思った。

石の上に乗って自撮り
緑を着ていないと、同化してしまう。
1時間もいると滝はほとんど影の中

完全なる余談だが、この辺に来るといつも近くのラーメン屋「カ○ーン」に行くが、別に美味しくないし、田舎のくせになんか高い。
でも、店員にやたらと若い女性が多く、訛りの強い口調が小気味よいのでつい行ってしまう。  
                       以上

翌日、GW3日目は大峰の火吹谷大滝へ行きました

INTO THE UNKNOWN

滝巡り、登山、秘境巡り、ドローン空撮を中心としたブログです。

0コメント

  • 1000 / 1000