火吹谷大滝 (奈良県 上北山村)

今回の紀伊遠征において、八町滝ともう一つ見ておきたい滝があった。

それは 大峰、白川又川の源流域の支渓、火吹谷にある、異形の秘瀑 火吹谷大滝だ。
この滝存在を知ったのは割と最近であり、インスタでtakuさんの過去の投稿を遡っていた時に知った滝だ。
巨大な岩をかち割るように落ちる姿に釘付け。
ネットで調べると、やはりパンダさんの「落書き 紀伊半島の滝」
で紹介されていた、それ以外は沢屋さんのレポートであまり参考にはならない。

素晴らしい、あまりに素晴らしい姿を捉えた、感動的な写真を見てしまっては、もう滝の病 発症。  この目で見るしか治療法はない。
※ルート図はログではなく参考です 

火吹谷大滝への道程は、かなりキツく道も不明瞭という。
まず想定したルートは「紀伊半島の滝」の文を噛み砕いて解釈したもの。間違っている可能性のが高い。

一人で行けるかな?しかもこの磨耗した状態で。。と思いつつも
走り出した車は行者還トンネルに向かっていた。

行者還トンネル東口では先客が2台。
同じように、フェンス横に適当に停める

は〜、もう行くしかないね

高難度の滝へ行く前のこの感覚。
不安と期待と焦燥と、、なんとも表現できない。どちらかというと負の感情に近い。

GW3日目
5:20出発
トンネル東口の左にある林道を行くと
10分で一ノ垰への登山道 
ここからピークまで70分 らしい
しかし、先人情報では山へはもう少し奥の沢から入るようだ。
林道が大きく屈曲する点で伏流した沢が出会う。
この沢からに違いない。
少し遡ると右岸は杉林、ここを詰めると記されていた。
杉の斜面は、伐採木が重力方向へ向かって大量にある。斜度もメッチャキツイ。
この最悪な急登が200mくらい、早くも挫けそう。
尾根まで上がれば、広葉樹で明るい尾根
相変わらず急登だが、やたらと足取りは軽い。昨日までのザックと比べると5.6キロは軽いからか。
尾根をはやがて、一ノ垰から延びる尾根へと当たる。
この尾根は広くて開放的、緩やかでとても登りやすいが、風が強く吹き一気に体が冷める。
さて、火吹谷大滝の主たるポイントとして
一つがこの一ノ垰から続く尾根歩きだ。
尾根は途中、分岐を繰り返す。
GPSは必須、と感じた。
もう一つが尾根からの下降。
ここもGPSを頼る。途中2回林道を跨ぐが、この林道はGoogleで見ると同じ林道が湾曲したもののようだ。

林道があるなら、この林道から来ればいいじゃない!と思って行く前にGoogleで見たが、通行止めのゲートから半端なく長いので無理という結論に至った。 マウンテンバイクとかあればいけるかもしれない

下降中、要所に青いヒモが巻いてあった、先人の目印なのか? 

しかし下降中、踏跡と呼べるほど立派なものはなく、伐採関係の道の名残か、獣道か、ほとんど道と呼べるものは存在しない。

私の場合、本当にGPSだけを頼りに、当たりをつけた場所へ向かった。

そして、地形図であたりをつけていた付近へたどり着いた。 
このガレルンゼに違いないと本能的に感じた。
この界隈の滝巡りは、ルンゼとのお付き合いをいかに上手くこなすかが鍵だとつくづく思う。

所々に崖を伴うこのルンゼは降るに従い左右から別のルンゼと合流して行く。
下りは下るだけの一本道、登り返しは降ってきたルンゼを辿れるように地形をよく見ておく必要がある

やがて火吹谷が近くに見えてきて、ルンゼを下りきると目の前に前衛を伴う大滝が見える。
上手く撮れないが、ここから大滝の頭までは100m以上の高低差があるように見えた。
段をなして迸る落水にしばし感動
ルンゼを50mほど登り返し、左崖を適当によじ登った(帰りは懸垂で一気に降りた)

着いた〜!!
昨日までのような青空はないが、期待したより水量があったので良かった。

思ったより早く、8:15着
3時間かからずに到着した。今回は全く迷わず、足取りも軽かった 
唯一、GPSに頼り過ぎなところが反省点
巨大な岩を断つように流れ落ちる異形の滝
「溝」と表現されていたが、まさにその通り。溝を、瀑水が迸る。
ここの滝前の岩はやたら滑る。ヌルッヌルで登山靴では歯が立たない。
ここでスネを勢いよく打ってしまい、悶絶。
本当によく滑る、過去こんなに滑った滝前はあっただろうか。。
マジで滑る!!  
マリオの氷のステージを思い出した

クドイが本当にヌルヌル滑る、再訪する際はワラジか何かを持参しよう
滝前は石がひしめき、安息のスペースは少ないが、空間自体は広く、色々な角度から楽しめる。
右へ回れば、岩で隠れた瀑水と澄んだ壺を見る事ができる。
ここからの滝景色は個人的にはとてもツボ
しばらくボーッと見ていた。

本瀑の右上から、チョロリと流れ落ちるのもこの滝の面白いところだ。
滝が注ぐ壺そのものは見えないが、岩一つ挟んだところに第2の壺と呼べるものが存在し、珍しい光景に見惚れてしまう。 
通常、流れの力によって岩は侵食されて行くが、岩が瀑水を跳ね除け、強固である事が伺える。
滝から下は幾重にも流れが続いて行く。
滝前で3時間を過ごして、帰路へ。
14時ごろに車に戻り、上北山村温泉へ直行。
いい湯だし、内湯が深くてビックリした

この3日間で、八町滝、奥八町、火吹谷大滝と目標の滝へ到達することができ今年のGWはもう思い残すことはないだろう。 

しかし、紀伊半島にはまだ足繁く通わなければならない。
ニノ俣谷、岩井谷、摺子谷、ヌタハラ谷、古川岩屋谷、三ツ嵓谷、不動七重の壺(F2からの絶景) 等々。
まだまだ沢山見たい滝がある。
これらも、少しずつ訪瀑していきたい。

・・
翌日も天気が良いらしい。スネを庇わないところへ行こう。

GW4日目は大台ヶ原 西ノ滝へ行きました

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滝巡りのブログです 試しに模様替えしたら、やり方が分からず元に戻せなくなりました。 特に、フォントの変更方法がわかりませんね。

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