百四丈滝 石川県 白山市

18/8/12.13 百四丈滝へプッシュ!!

百四丈滝の存在を知ったのはもうずっと昔、親父と滝巡りを始めた中学生の時だったろうか。
当時、この滝の存在は今ほど知られていなくて情報も釣り師の数件と、有名どころの滝サイト2件くらいだった気がする。

私は、昨年からリスタートした滝活動の中で、この滝を一つの目標として決めていて、いよいよ機会が訪れた。
前日に白水の滝、高滝と決して楽ではない2つの滝を見に行ったせいか、道の駅瀬女での目覚めは非常に悪かった。

それでも予定通り、岩間温泉 山崎旅館へ向けて車を走らせる その道中はよく衝撃映像ベスト何某で見るような断崖絶壁に刻まれた道路であった。  

岩間温泉の向かいにある駐車場で準備
今回は東北のtkoさんとカマちゃんさん。
梅花皮滝の時もご一緒したおふたり。

大体6時くらいにスタート

長い林道歩きがあるのは知っていたので、帰りに少しでも楽しようとチャリを持ち込んだ。 
予想はしてたが、上り坂でチャリは押しての歩き。そしてここはアブの大量生息地 
tkoさん持参のハッカ油で少しは忌避できた。
やがて下り坂になり、丸石谷までひとっ飛び。
林道の最終地点に自転車をデポ、岩間温泉から2時間かかるかかからないかだった。
さて丸石谷へ入渓。
やっとスタート地点だ
ここからは、ずっとゴーロ歩き
今では、百四丈滝の情報は割と多く。
と言うのも、かつては谷の遡行のみのルートだったが、昨今登山道の天池から下って滝へ至る、比較的安全なルートが確立されて以降 多少敷居が低くなったのだろう。
また、冬には円錐状の半氷瀑が形成され、その神秘的な造形を求めて訪れる人も多いそうだ。

今回、なぜ安全(?)な山からでなく、沢を選んだかは、単純に沢からの方がカッコいいという理由と、前衛の黒滝を見たい、水の確保という三点が大きな決め手
あと山ルートは高低差、距離ともにかなりあるため、実際の困難さは山ルートのが上かもしれないという考えもあった。

しばらく進むと谷が荘厳な地形を呈してきた
この辺まで、本当に長いゴーロ歩きである
やはり、この滝は生半可な覚悟できてはいけないということを身をもって理解する
ガレっぽくなってくると、適当に滝も出てくる。
林道終点から歩き出してから、2時間半くらいだったか。荒々しい滝が出てきた
百四丈滝へ行くまでには黒滝と言う滝があり、それを右岸から巻くの大きなポイントとして知られている。
写真は、その手前にある通称 三段滝 15mくらいだが、荒々しくかっこいい滝だ。
(帰りの豪雨時の写真)
左のザレにトラロープ(写ってないかもしれない)があり、それを頼りに登って行く。 
トラロープは既に耐用年数を遥かに過ぎた状態で今にも破断寸前。  だが、斜度的にロープなしではかなりシンドイと感じた。ロープが切れる前に新たなロープを据えなかった場合、難易度が上がる気がした。

三段滝を横目に見ながら岩場を超えると、黒滝が下方に見える。
イメージとしては黒滝の目の前に出るかと思っていたが、予想より高い位置に出た。
そのまま、右岸の藪を登って行く。
マジで藪、そして踏み跡が全くわからない。
途中再びトラロープがあった、が踏み跡はよくわからないまま。所々にテープは巻いてある。 
黒滝をずっと下に見下ろす高い位置まできて、上流側へむかった。
そこからは、黒滝の落口のすぐ近くに出るというルンゼを探したが、どこにあるのか全く分からなかった。
何度か高度を下げ
黒滝の右岸にある草付きの頭に出てきた。
巻くには、さらに上流側へ進む必要があるが、少し気になる ゆるいゾーンが草付きの途中にあり そこへ30mいっぱいいっぱいで懸垂。
ギボウシの葉っぱを伐採して岩場を超えて10mほど激ヤブを行くとルンゼがあった。
ルンゼ発見。
30m下るとそこは黒滝の落口のすぐ近く。
やっぱり黒滝の巻は核心部で3時間近くかかってしまった。
全体を通して極めて危険なところは存在しないが、とにかく分かりづらい。
黒滝をこえた時点で14時を過ぎており、ペース的には非常に遅めであった。

黒滝さえ超えれば、難所はなく。ゴーロを15分ほど行くと正面にドドーンと巨大な姿が現れだす
見え出してからもなかなかその距離は縮まらない。
感動の対面なのだが、分厚い雲に覆われたグレーの空がなんとも憎らしい。
tkoさんと百四丈
滝の下へ行くが、そこは予想を上回る飛沫量念願の滝なのだが、曇空とあって今ひとつ気合が入らない。

早々に切り上げたtkoさん、私は少し粘ってみることにした。

すると分厚い雲は徐々に流れて行き、太陽の光が滝を照らし始めた。
虹も現れ、極上の滝景色と変わっていった。
気がつくと、先ほどの曇空が嘘みたいな青空になった。
近寄るとあまりの飛沫にレンズは瞬殺で濡れてしまう。 殆どの写真に水滴が写ってしまった。
tkoさん提供 ガッツポーズ!ありがとうございます!
日暮れまでの30分程度のボーナスタイムを終えて、河原のビバークポイントへ。
ここは、川のすぐ横なので洪水は許されない。 
夜は突如降り出したり、雷がなっていて、それはもう気が気でなかった。
次は一段高いところで探す。
夜はかなり星が綺麗で、すこし撮影。
明るめのレンズを持っていないので、あんまり綺麗には映らなかった。
次は行くことがあれば、夜も本気モードの1.4単焦点買ってくぞ!

凄まじい天の川と流れ星、そして、巨大な火球? 
、、、百四丈の懐でなんとか寝れた。
翌日も6時に行動開始
黒滝の前で、11mmの60mロープを発見。
アッセンダーの使い方を予習
そのあと使おうとしたが、あまりに重くて断念。
支点があれば、直接黒滝を下るのも難しくないと思った。
黒滝の落口 
往路で残置してるロープを回収しながら戻る。
帰りは、また藪の餌食になり、きた道を見失ってしまった。
滝右岸の強引に草付きを懸垂(上写真、かまちゃんさん渾身の懸垂)して、黒滝前に到着。
黒滝も単体なら超!カッコいい滝!
ここで、ポツポツ降っていた雨が、激雨になった
雨に濡れたロープなどでザックの総重量が凄いことになった。
カメラは出せなかったけど、黒滝にも挨拶できてよかった。
最後の難所? 三段滝の横の岩の横断
ここは懸垂で下まで行こうとしたら、木が折れで危ないところだった。
そのままパパッと抜けたけど、ここだけは滑落注意だと思う。

記録は以上
そのあとのゴーロ歩きはもう、メチャクチャスローペース。 結局、駐車場まで10時間近くかかって戻った。
岩間温泉は営業しており、アブ大量発生の露天風呂を浴び、その後、街で8番ラーメン食って解散!! お疲れ様です!!
tkoさんかまちゃんさんは宮城まで戻っていった。

まだまだボンは続く…

瀑へ

日本の美しい渓谷景色に心酔してしまい、いろいろなところを旅しています。 特に「滝」を心から愛してやみません。

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